2021年11月03日

F1 SMGについて。

F1 SMGについて。

F1SMG射撃中の様子を見事に活写した絵画。
トップマウント式のマガジン、オフセットされたサイト等の特徴も捉えられています。
F1 SMGについて。

F1SMG 諸元
9mm口径
34連マガジン(英連邦諸国で既に採用されていたスターリングSMGと共用可能)
オープンボルト・ブローバック
プログレッシブ・トリガー(トリガーを軽く引くとセミオート・最後まで引くとフルオート)
トップマウント給弾方式(伏撃ち時にも邪魔になりにくく、給弾不良が発生しても排出しやすい)
生産年及び数量 1963年から1973年まで25000挺以上
生産元 リスゴー・アームズ・ファクトリー
F1SMGは"オーウェン・マシンカービン"の後継モデルとして生産されました。
L1A1(SLR)と共通化されたグリップとバットプレートも特徴的かもしれません。
F1 SMGについて。

無線通信手や装甲車輌搭乗員、飛行場警備隊等が主に使用していたようです。
F1 SMGについて。

F1 SMGについて。

しかし、F1SMGは砂塵等の異物混入にも弱く、射撃時には排莢口を前後動するボルトに指を挟む場合もある※等、当時の兵士からの評価は高くありません。
※オーウェン・マシンカービンは作動部分の密閉性が高く、過酷な環境下であっても確実に作動しました。また射撃姿勢を保持するためのバーチカルグリップも備えていた為、この様なトラブルは少なかったようです。
F1 SMGについて。

F1 SMGについて。

F1 SMGについて。

F1SMGマガジンポウチとクリーニングキット。
クリーニングロッドは未開封…こういうの困っちゃうなぁ、開けられないじゃんよ…マガジンポウチは中の仕切りをカットするとL1A1のマガジンも入ったりします。
F1 SMGについて。

最後にF1SMGについて、ベテランさんのコメントを抜粋します。
「石を投げた方がマシ」
「ガスマスク被ったままレンジで撃ったっけ」
「オーウェンは最高だった」
「どこの博物館にもないね」
「スリングをつけると本体の2倍の長さの棍棒になる」
「25mまではちゃんと当たる」
「訓練で撃ったけど時間の無駄だった」
「敵に投げた方が良い」
「バンバンバン…ガチャッ…バンバン…」※閉鎖不良?
「どこに飛んでいくか分かんない」
どっか奇特なメーカーさん、エアソフトガン化しないですかね。

参考
https://www.awm.gov.au/advanced-search?query=F1%20vietnam&collection=true&facet_type=Photograph&page=2




同じカテゴリー(装備)の記事
21世紀の扉を開く
21世紀の扉を開く(2024-08-29 20:49)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。