楽しみながら強くなれる!田村装備開発(株)の『ガチタマTV』!
2022年06月24日
『デンジャー・クロース 極限着弾』を考察する11 ロンタンの闘いがもたらしたこと
『解放戦線は少なくとも我々と同等に武装していた。しかし我々の携行弾薬は不十分だった。
最小携行弾薬数を小銃は140 発、軽機関銃は500発に増やすように改善した。
また、D中隊への空中投下による弾薬補給時、各弾薬は梱包された状態であり、小火器への再装填が遅滞した。
解放戦線 は60mm迫撃砲を使用していたが、同クラスの迫撃砲はオーストラリア軍の小銃中隊の標準装備ではなくなっていた。
歩兵大隊には81mm迫撃砲が配備されたが、重火器中隊が管理することになっていた。
今回の戦闘時のように、敵が我々に対して肉薄した場合には(有効射程距離の短い)軽迫撃砲の再装備が検討された。
しかし、軽迫撃砲は小部隊においては行動能力を制限してしまうことが予想された。
代替案として小銃中隊にはM-79グレネードランチャーが支給され、重火器中隊の81mm迫撃砲はM113APCを改修して自走砲化が図られた。』
弾薬が空中投下されたシーンでも「7.62と5.56を分けろ!」なんてセリフがありましたね。
ハリー・スミス少佐が提出した戦闘詳報には「挿弾子による給弾は時間が掛かるので、任務時には装弾済み弾倉の携行数を増やすべき。加えてプラスチック製弾倉も考慮する必要あり。」なんて書いてありました。1966年でプラスチック製マガジン…


『デンジャー・クロース 極限着弾』では、ボルトフォワードアシストの無いM602と追加されたM603の2種類が使用されています。遠景用にはエアソフトガンやラバーガンが使用されているようです。
↓こちらはAustralian War Memorialに所蔵されている、1ATF/HQ中隊に所属していた某中尉が使用していたXM16E1とか。


レシーバーの刻印やシリアルナンバーが見どころなんでしょうかね…小火器には興味がないので猫マタギしてしまいます…

↑こちらはベトナムに非ず。北ボルネオ国境地帯で抽出用ヘリコプタを待つ、オーストラリアSAS/2中隊の某氏。こちらはM602でしょうかね。

劇中でハリー・スミス少佐をフォローするジャック・キルビー准尉。件の空中投下のシーンで、危うく弾薬箱に押し潰されそうになりましたね。

解放戦線の重機関(SG-43)が最終防御線に肉薄した際に、フルオート射撃と手榴弾で沈黙させたシーンがありました…!
劇中では各兵士は弾薬を節約すべく単射に留めていましたが、いよいよ(絶対絶命)という描写も兼ねての演出でしょうかね。
まかり間違ってもAR-15=民間モデルなのでセミオートしか出来ない、というわけではありません!
この辺はミリタリー専門家ではないと間違えることはあるかもしれませんね。
参考:Danger Close: The Battle of Long Tan
Internet Movie Firearms Database
Australian War Memorial
最小携行弾薬数を小銃は140 発、軽機関銃は500発に増やすように改善した。
また、D中隊への空中投下による弾薬補給時、各弾薬は梱包された状態であり、小火器への再装填が遅滞した。
解放戦線 は60mm迫撃砲を使用していたが、同クラスの迫撃砲はオーストラリア軍の小銃中隊の標準装備ではなくなっていた。
歩兵大隊には81mm迫撃砲が配備されたが、重火器中隊が管理することになっていた。
今回の戦闘時のように、敵が我々に対して肉薄した場合には(有効射程距離の短い)軽迫撃砲の再装備が検討された。
しかし、軽迫撃砲は小部隊においては行動能力を制限してしまうことが予想された。
代替案として小銃中隊にはM-79グレネードランチャーが支給され、重火器中隊の81mm迫撃砲はM113APCを改修して自走砲化が図られた。』
弾薬が空中投下されたシーンでも「7.62と5.56を分けろ!」なんてセリフがありましたね。
ハリー・スミス少佐が提出した戦闘詳報には「挿弾子による給弾は時間が掛かるので、任務時には装弾済み弾倉の携行数を増やすべき。加えてプラスチック製弾倉も考慮する必要あり。」なんて書いてありました。1966年でプラスチック製マガジン…


『デンジャー・クロース 極限着弾』では、ボルトフォワードアシストの無いM602と追加されたM603の2種類が使用されています。遠景用にはエアソフトガンやラバーガンが使用されているようです。
↓こちらはAustralian War Memorialに所蔵されている、1ATF/HQ中隊に所属していた某中尉が使用していたXM16E1とか。


レシーバーの刻印やシリアルナンバーが見どころなんでしょうかね…小火器には興味がないので猫マタギしてしまいます…

↑こちらはベトナムに非ず。北ボルネオ国境地帯で抽出用ヘリコプタを待つ、オーストラリアSAS/2中隊の某氏。こちらはM602でしょうかね。

劇中でハリー・スミス少佐をフォローするジャック・キルビー准尉。件の空中投下のシーンで、危うく弾薬箱に押し潰されそうになりましたね。

解放戦線の重機関(SG-43)が最終防御線に肉薄した際に、フルオート射撃と手榴弾で沈黙させたシーンがありました…!
劇中では各兵士は弾薬を節約すべく単射に留めていましたが、いよいよ(絶対絶命)という描写も兼ねての演出でしょうかね。
まかり間違ってもAR-15=民間モデルなのでセミオートしか出来ない、というわけではありません!
この辺はミリタリー専門家ではないと間違えることはあるかもしれませんね。
参考:Danger Close: The Battle of Long Tan
Internet Movie Firearms Database
Australian War Memorial