2023年02月09日

『DANGER CLOSE 196X』Ver.3(仮)第5特殊部隊群分遣隊の被服について

1964年頃の第5特殊部隊群分遣隊員の装備について



1964年、ベトナムに軍事顧問団の一員として派遣された第5特殊部隊群のバーノン・ギレスピー大尉。ベオガム(ベオギュンと呼ぶ方が現地での発音に近いようです)迷彩服も相まって、非常に格好いいですね。
M1956LCEに、サバイバルキットポウチ(リザーブ)を右腰に縛着しています。
ベトナム戦争時全般での迷彩服に関しては、かなり研究が進んでますね。残念ながら、私は全く区別がつきません…タイガーストライプを一目見て「ADSですね」とか判断できる人には羨望の眼差しを向けます…武装親衛隊迷彩ならば分かるんですが…

さて、ベオガム迷彩についても研究が進んでいますので具体的記述に関しては省略します…分かんないんだもん。
以前、香港のEA社でリプロダクトの戦闘服と帽子が販売されました。EA社、最近は表立った活動してないんだよな…オーナーは501大隊の活動報告ばかりかな。
日本国内アパレルブランドからも発売されましたが、泥だらけにして遊んでも構わないような価格帯ではなかったかな。
ミリタリー物販イベントでは、たまに見かけます。この前のビクトリーショー会場でも2着は売られていました。メーカータグまでは確認しませんでした。

TCU 1st(Tropicana combat uniform)、いわゆるジャングルファティーグ初期型を着用してM16(M602)で射撃訓練中?のギレスピー大尉。右手には高地民族からの友好の証、バングルが確認できます。

こちらは場所は異なりますが、同じく第5特殊部隊群の某少佐。装備状況が確認しやすいですね。


こちらはOG107を着用したギレスピー大尉。上着は半袖に、トラウザーズにはカーゴポケットを追加しているようです。ジャングルブーツはブーツジッパー付きです。個人的にはブーツジッパーは苦手ですな…
第5特殊部隊群をリプロダクトで再現するには
ベオガム迷彩服


前述した通り、かつてはEA社がリプロダクトを販売していましたが、現在は在庫切れです。基本的に全てのリプロダクトは実物の生産数よりも少量です。いつか買おう、とか思っていると良いサイズから無くなります。基本的に再生産は無い、もしくは非常に時間が掛かります。
EA社/日本国内販売代理店:CLASSIFIED
TCU 1stリプロダクト


こちらはセスラー社が仕様変更して再生産したモデル。基本的な記章が最初から縫われている仕様もあります。
これをベースにディテールアップするのがお手軽かもしれません。記章類はいわゆるフルカラーです。
OG-107リプロダクト


こちらもセスラー社の1964年モデル。残念ながら1964年のトラウザースは速攻で完売しました。
セスラー社/中田商店
記章類
CLASSIFIEDさんで揃えるのが良いですね。


南ベトナム軍民間不正規戦グループパッチレプリカこちらはギレスピー大尉が着用しているOG-107の右ポケットに縫われているモノと同様のモデル品です。

ギレスピー大尉は防空砲兵科(Air Defense Artillery)なんですね。




兵科章と襟階級章も入手できそうです。その他の記章類もカテゴリー別に閲覧できます。いやー良いサイトですね…
ミリタリーインシグニア通販専門店【CLASSIFIED(クラッシファイド)】
とりあえず『DANGER CLOSE 196X』Ver.3(仮)第5特殊部隊群分遣隊の被服についてはこんな感じが基本になるかと思います。被服についてはリプロダクト推奨です。
これらの被服を参考にして、ご参加くださいませ。  

2023年02月04日

1964年頃の南ベトナム解放民族戦線装備について。


西側のジャーナリストとして初めて南ベトナム民族解放戦線に取材した、ウィルフレッド・バーチェット氏(眼鏡をかけた人物)。
1963年10月から1964年3月まで中央高地やクチ、サイゴンを訪れている。解放戦線の装備や被服が参考になります。

バーチェット氏と解放戦線兵士。
解放戦線兵士はブッシュハットに戦闘服、装備ベルト(TAP50?)にサンダル履き。M1カービンと思われる小銃を所持しています。

解放戦線女性兵士たち。
戦闘服ではなく、アオババ(農民服/ブラックパジャマ)を着用しています。ベルトはローカルメイドのようです。女性用としてウェストサイズを絞ってあるんじゃないかな…足元は定番のサンダル履きです。右側の方は迷彩柄のブッシュハットを被っているようです。

砂盤演習中の解放戦線兵士たち。いわゆる戦略村攻撃演習でしょうか。教官と思われる人物は立派な軍靴(援越靴?)を履いています。見守る解放戦線兵士達は無帽の人もいれば、ブッシュハットを被っている人もいます。戦闘服のデザインもまちまちですね。

解放戦線兵士と叉銃。
M1ライフル(ガーランド)、M1/M2カーヴァイン、トンプソンM1A1、BAR M1918A2といったベトナム共和国軍からの鹵獲品で構成されています。※第1次インドシナ紛争後のフランス軍残置品もあります。SKSやAK-47(五六式)は見当たりません。

トンプソンとガバメント拳銃を持った解放戦線兵士たち。1963年までの解放戦線は武器が不足しています。相手から武器を奪うための戦闘作戦が各地で行われたようです。

気勢をあげる解放戦線兵士たち。
バーチェット氏のレポートを一部抜粋します。
「地元住民の助けがなければ、我々は常に困難に直面していたでしょう。彼らは負傷者を避難させ、捕獲した装備を戦場から持ち帰るのを手伝ってくれています。」
「…各中隊はアメリカ製カービン銃を入手することになっていました。そうしないと、部隊の弾薬共通化に問題が生じてしまいます。」

年代不明ですが、恐らく1960年代初頭の如何にもな宣伝写真。
M3サブマシンガンを持つドヤ顔の解放戦線兵士はトグルボタン式の3連マガジンポウチ(中国54式用?)をたすき掛けしています。その左隣は衛生兵でしょうか…?

無反動砲(57mm無反動砲?)と解放戦線兵士。
無反動砲は解放戦線の重火器中隊で運用され、彼らの最大火力です。こちらも予備弾筒の供給が限られているので、射手は一発必中の精度が求められています…
無反動砲の装填手以外はムウコーイを被っているようですが、いわゆる北ベトナム軍で使用されているものとは異なるシルエットに注目。
解放戦線の戦闘服



ベトナム派遣オーストラリア軍が鹵獲した解放戦線の戦闘服。こちらは1965年以降のものですが、1964年頃のデザインと大きく変わっていないと思います…
戦闘服上衣(シャツ)は前合わせは4つボタンの開襟。胸ポケットにはプリーツ(襠)付きでエポレットが付いた定番デザインです。
プリーツとエポレット、ポケットの有無や色(黒や濃紺、カーキ系)などのバリエーションが多く存在しています。
戦闘服下衣(トラウザーズ)はボタンフライでベルトループのついたシンプルなデザイン。全体的にゆったりとしたシルエットです。
解放戦線の戦闘装備



一般的に使用されていたであろう装備ベルト。上からフランス軍TAP50ベルトとアメリカ軍M1936ピストルベルトOD#7。いずれもリプロダクトです。当時はベトナム人民軍のバックルベルトは見られません。

アメリカ軍ファーストエイドキットポウチ。こちらもリプロダクトです。解放戦線では比較的に戦争後半まで使用されています。

アメリカ軍1Qt水筒。こちらもリプロダクトです。中国人民解放軍の水筒よりも容量が多く、かつ機能的です。
解放戦線兵士にも人気があったと考えています。
バーチェット氏のレポートには当時の解放戦線兵士の心情が残されています。
「…政府軍の補給処には様々な装備がありました。戦闘装備品から援助物資の小麦が詰まった麻袋に至るまでUSのステンシルが施されていました…」
当時はホーチミンルートの整備が未完成であり、ベトナム民主共和国からの支援物資は不足していたようです。
解放戦線兵士の装備は敵に頼る(奪う)のが実情だったようです。
これら基本的装備に、所持している小銃用弾薬盒や予備弾倉ポウチを加えますが、それらを全く縛着していない兵士も多数見られます。その利用は解放戦線の基本戦術に由来しますが…長くなるので別の機会にします…

56式自動歩槍(56式小銃/中国製AK-47/K-56)の配備状況


具体的な時期と地域は調べきれていませんが、1964年にはベトナム人民軍兵士が解放戦線に大規模(10000人とも)合流を開始しています。正規軍事訓練を受け、解放戦線と比べて潤沢な装備を持った人民軍は解放軍として南ベトナム軍に襲いかかりました。
1964年末までの南ベトナム軍の戦傷死者数は、1963年と比べて30%増加しています。
これらは56式自動歩槍による攻撃が大きく影響している、とアメリカは評価しているようです。
しかし、解放戦線は基本的に武器供給を相手に頼る必要があり、ようやく弾薬共通化が計られている最中でした。
そこに口径が全く異なる56式自動歩槍が大量に供給され、解放戦線兵士が使用したかと言うと…かなり疑問です。
56式自動歩槍が解放戦線兵士に行き渡るのは、ずっと後だったと考えています。
よって、1964年頃の一般的な解放戦線兵士をリエナクトやヒストリカルゲーム等で再現する場合は、使用を控えた方が良いでしょう。

かなり割愛しましたが、いわゆるベトナム戦争初期の解放戦線についての覚え書きです。
追って出典を記載しますので、興味が出てきた方は調べてみてください。
出典:JOURNALIST WILFRED BURCHETT  

2023年02月03日

ベトナム戦争と中華民国(台湾)軍事顧問団②


中華民国特殊作戦部隊とベトナム戦争
1960年1月、南ベトナムのゴー・ディン・ディエム大統領が中華民国を訪問した。 彼は中華民国に対してベトナム海軍水中処分隊の養成を依頼しています。さらに大統領と蒋介石総統は、30歳から45歳の中華民国退役軍人(約200人)で編制した部隊を南ベトナムに派遣し、戦略村の自衛軍に対する武器使用および偵察哨戒能力の教育支援にも合意しました。
さらにゴー・ディン・ディエム大統領は、現役中華民国兵士をベトナム人に帰化させてメコンデルタに送り、南ベトナム民族解放戦線と直接戦闘させることや、さらに人員を増員(3000~2000人)し戦略村の自衛軍を訓練させることをアメリカに提案していました。
しかしアメリカ側は、中華民国軍の大規模介入により中国人民解放軍が公然とベトナム入りする口実を与えることを懸念し、ゴー・ディン・ディエム大統領の提案事項を全て却下しました。
しかし…中華民国軍は非公式な方法で介入を行っていたようです…

1964年1月、ベトナム民主共和国(北ベトナム)ハノイ政府は、1963年(7月と10月23日)に捕らえた「米蒋コマンド部隊」を裁判にかけると発表した。 その声明によると、捕らえられた26人からなる米蒋コマンド部隊は、南ベトナムの国防相が中華民国から派遣を要請した部隊であった、とのことです。
捕らえられた隊員の供述では、コマンド部隊は「1963年1月、中華民国軍第3総本部41分遣隊から抽出されて編制された。1963年7月29日にクアンニン省沿岸に上陸し、中越国境から中国大陸に入り、諜報活動や破壊工作を行う予定であった。」とされています。
その後のコマンド隊員たちの運命は定かではないですが…果たしてどうなったんでしょう。探せば出てくるんでしょうかね。
他にも国共内戦で逃れてきた華僑系住民が多く住むハイエン特区(海燕特区)に、延べ100人以上の中華民国軍特殊部隊将校が派遣されていたとか。そんな話もあるようです。全く知りませんでした…
参考:中華民國駐越軍事顧問團
中華民國駐越軍事顧問團
蔣派王昇赴南越協助抗共  

Posted by Afghan1989 at 17:46Comments(0)ベトナム戦争

2023年02月03日

『DANGER CLOSE 196X』Ver.3(仮)開催


『DANGER CLOSE 196X』Ver.3(仮)開催のご案内
今回は、1964年7月の「ナム・ドンの闘い」をモチーフにしたエアソフトゲームを開催します。
ナム・ドンの闘いとは…
南ベトナム北部ナム・ドンCIDGキャンプに展開していた、CIDGストライクフォースとベトナム解放戦線/解放軍で行われた闘いです。
史実では夜間に行われた大規模戦闘です。
映画「グリーン・ベレー」のモチーフにもなっています。
ドレスコードは1964年までインドシナ半島に展開していたベトナム民主共和国・ベトナム共和国・オーストラリア・大韓民国etc
今回はアメリカ合衆国第5特殊部隊群分遣隊A-726とMAAG-V(Military Assistance Advisory Group/ベトナム軍事援助顧問群)での参加が可能です。※年代にそぐわない装備被服、民間人での参加できませんのでご注意ください。
南北ともに推奨するエアソフトガンはM1/M2カービンです。
基本的にメーカーは問いませんが、AGM/M1カービンがお勧めです。
双方ともにイコールコンディションで楽しめるんじゃないでしょうかね。

イベント公式WEB:アフガン198X
開催日:6月24日 ミリタリーキャンプ 
   :6月25日 エアソフトゲーム
参加費:エアソフトゲームDayのみの場合¥4,000。 
    ミリタリーキャンプは別料金¥2000です。
    キャンプのみの参加費は¥3000です。
30歳未満の参加者は参加費をキャッシュバックします。
場 所:千葉 サバイバルゲームフィールドGERONIMO
参加定員:25名予定
参加締切:6月20日 ※定員に達した場合は早期に締め切ります。
参加資格:18歳以上の健康な男女※装備被服は自弁してください。
【参加について諸注意】※別ウィンドウで詳細ページへ
【小火器類についての注意事項】※別ウィンドウで詳細ページへ
【エアソフトゲームに関して】※別ウィンドウで詳細ページへ
【装備と被服について】※別ウィンドウで詳細ページへ

暫定スケジュール
6月24日(土) ミリタリーキャンプ
13:00 入場開始
19:00 有志BBQ開始予定※BBQ料金は割勘です。 
22:00 フィールド入場口閉鎖
24:00 完全消灯
6月25日(日) エアソフトゲーム
07:59     前日キャンプのみ参加者は08:00会場離脱
08:00     送迎希望者はJR千葉駅西口集合※先着順です 
08:30-09:30 受付時間※弾速測定も行います
10:00-10:30 開会式・ルール説明※戦闘装備で集合してください
10:40-11:40 第1ゲーム
11:50-12:50 大休止 昼食・撮影時間
13:00-15:50 第2ゲーム
16:00-16:30 閉会式/結果発表
16:40-17:40 撤収時間
18:00   完全撤収
【申込について】
参加、または興味がある方は、具体的な参加ユニットと参加日程を、こちらにコメントしてください。
コメントされていないと陣営配分が出来なくなります。
幹事の判断でコメントを削除しますのでご了承ください。
コメント例
例1 南ベトナム解放民族戦線 両日参加
例2 オーストラリア軍事顧問 2日目参加 送迎希望  

2023年02月03日

装備と被服について①






ドレスコードは1964年までインドシナ半島に展開していたベトナム民主共和国・ベトナム共和国・オーストラリア・大韓民国etcで参加可能です。今回はアメリカ合衆国第5特殊部隊群分遣隊A-726とMAAG-V(Military Assistance Advisory Group/ベトナム軍事援助顧問群)での参加もOKです。※年代にそぐわない装備被服、民間人での参加できませんのでご注意ください。
装備は実物である必要はありません。仕様が同じならば同型品での代用可。
具体的な装備例は紹介しません。イベントをきっかけにして参加者の皆さまに1964年のベトナム戦争について調べて欲しいのが理由です。
靴(ジャングルブーツや援越靴等)も代用が可能です。ジャングルブーツはパナマソールでもOKとします。※安全確保のため。
ただし、現行のモデルや明らかに色や形状が異なる場合は使用不可とします。
不明な点は幹事までご相談ください。
階級に関しましては制限を設けません。将官でも兵卒でも自由です。
※エアソフトゲーム時に参加者の階級を判断材料として、主催から部隊行動を一任する場合もありますのでご了承ください。
装備に関して不明な点は幹事までお問い合わせください。
〈注意事項〉
エアソフトゲームですが史実を模した状況で行われます。
当時の戦争で家族を亡くした方々が双方に存在しています。
イベント参加者の方々は、「自分たちが着用している戦闘服の歴史的背景」に関しては必ず念頭にいれておいてください。
  

Posted by Afghan1989 at 09:08Comments(0)イベント概要

2023年02月02日

エアソフトゲームに関して①

エアソフトゲームに関して
南側の目標


運営(以下CP)から部隊に対して〇〇ポイントを経由して進め、〇〇へ増援に向かえ等の指示があります。
今回の南側陣営はTAOR(責任担当区域)内のパトロールをイメージしてください。
軍事作戦です。発砲許可の問い合わせ等、CPからの指示を待つ必要はありません。攻撃の可否に関しては、部隊のセクションリーダー(CPが任命する場合があります)が指揮を執って任務を達成してください。状況により、常に戦闘行動が行えない場合がありますのでご了承ください。
南側の目標
南側は解放戦線を掃討します。解放戦線の局地的抵抗を掃討、支援基地の排除。
共和国政府軍主導による治安を維持すること。

北側の目標


北側陣営はCPより状況の流れ(ゲーム進行)を伝えておきます。
攻撃の可否や撤退に関しては、編制部隊のリーダーが指揮を執って任務を達成してください。
※南側の無線を傍受しても構いません。
「敵が前進した場合は離脱、敵が疲弊した場合は攻撃、敵が撤退した場合は追撃」当時の解放戦線の行動原理です。
CPから状況開始、中断、休憩の連絡をします。
連絡用無線はCPが貸与します。
北側の目標
支援基地の防衛、政府軍と海外派遣軍に対する損害を強要し続けること。
南側に損害を与え続けることで最終的な勝利を迎えることができます。
北側(解放戦線/解放軍)は、ヒット&ランに徹してください。

ミリシム等には及びませんが、ある程度は軍事行動規範に沿ったゲームルールとします。
各陣営は目標を達成するように行動してください。
個人的な戦果を求めて行動しないよう、必ず心掛けてください。
単なる戦争ごっこ遊びですが、参加者双方に敬意を表してください。
いわゆるネタ要素は状況が混乱してしまい大変危険です。
エアソフトゲーム中には基本的に行わないでください。
  

Posted by Afghan1989 at 09:51Comments(0)イベント概要

2023年02月02日

小火器類についての諸注意:全陣営共通事項

小火器類についての諸注意:全陣営共通事項


使用するBB弾は0.2gで統一します。
BB弾とBB弾ローダー(東京マルイBB弾115発タイプ)やボトルは各自がお買い求めて準備してください。
エアソフトガンに関する規定はASGKおよびフィールドに沿うこと。
ASGK
初速計測時に規定をオーバーされた方はフィールド管理者の対応に従っていただきます。
セーフティエリア/フィールドでの銃口管理、安全確認は徹底してください。
エアソフトガンであっても銃を所持している、との認識は厳にしてください。

基本的に機関銃以外のフルオート射撃は厳に慎んでください。
使用可能なエアソフトガンも、ある程度までは許容しますが(微細な仕様違い等)、
1964年以降に一般的になる小銃類(XM177E1等)は使用できません。

個人携行出来るBB弾数:全陣営共通事項

小銃/短機関銃/散弾銃  約230発 ※東京マルイBBローダーでのチャージ2回分
機関銃 約690発 ※東京マルイBBローダーでのチャージ6回分
擲弾  BB弾の制限はありませんが、ガスチャージグレネードの携行数は12発まで。
拳銃 装弾可能なBB弾まで。予備弾倉は1本まで可能です。

小銃/散弾銃 HOP有り 
スプリング給弾マガジンを推奨しています。
使用するエアガンにスプリング給弾マガジンが無い場合は、実物の発射数と同じように射撃、再装填のアクションを行うように努めてください。
軽機関銃 HOP有り
弾薬箱(200発収納型)かベルトリンク(100発程度)をなるべく携行してください。
連続射撃後はフィードカバーを開ける等、再装填のアクションを行ってください。
※弾薬箱は使用者が携行しなくてもOKです。
擲弾 HOP不問
使用に関しては相手に対する直射は極力お控えください。
気温上昇時には自然発射する場合がありますのでご注意ください。
拳銃/短機関銃 HOP無し
可変HOP機能があるエアソフトガンに関しては完全OFFにしてください。
拳銃と弾倉の落とし物が頻発します。
ランヤードを付ける等、落下しないように注意してください。

手榴弾について:全陣営共通事項

模擬手榴弾の使用はOKです。投擲して落下地点の直径4m程度にいた方は全員負傷(すでに負傷テープの方は重傷扱い)とします。
ただし安全ピンが抜かれていない、ヒューズレバー(スプーン)が付いたままではNG。投擲者か発見者が回収してください。
投げ返しは紛失の原因となりますのでお止めください。
BB弾発射可能なガスグレネードも使用可能ですが、同じく紛失しないように気をつけてください。
紙玉火薬銃/モデルガンについて:全陣営共通事項
雰囲気用の発火モデルガンや紙玉発火ピストルも使用可能ですが、近接射撃や頭部に向けた発砲は禁止です。
発射後の撃ち殻などのゴミは必ず回収してください。

南側:使用可能小火器
小銃
L1A1・M1/M1C/Dライフル(ガーランド)・M1/M1A1/M2カーヴァイン・M16(M602)
機関銃
BAR M1918A2・M1919A1
短機関銃
オーウェンガン・M3A1・トンプソンM1A1・MAT49
拳銃
コルトM1911A1・S&W M10・S&W M1917・ブラウニング ハイパワー
散弾銃 イサカM37
擲弾銃 M79 
個人携行出来るBB弾数
小銃/短機関銃  約230発 ※東京マルイBBローダーでのチャージ2回分
機関銃 約690発 ※東京マルイBBローダーでのチャージ6回分
擲弾  BB弾の制限はありませんが、ガスチャージグレネードの携行数は12発まで。
拳銃 装弾可能なBB弾まで。予備弾倉は2本まで可能です。

北側:使用可能小火器 ※上記の南側の小火器を鹵獲品として使用が可能です。
小銃 モシン-ナガンライフル・98Kライフル・38式歩兵銃
機関銃 MG34・MG42・96式軽機関銃・ZB26
短機関銃 PPSh-41・MP40・MP44
拳銃 トカレフTT33・P38
擲弾 RPG-2

使用可能小火器について:全陣営共通事項
南北陣営ともにLMG以外はセミオート射撃推奨です!
実物では作動しないような形状のエアソフトガン、代用品として現用モデル等は使用出来ません。
※AK-47の代用としてAK-74を使用する等。
小火器は極力スプリング給弾マガジンを使用してください。
ただし一部の小火器は除きます。※LMG等
スコープの搭載は可能です。
ただし、当時の同型モデルに限ります。
未記載の小火器や鹵獲小火器他について
ドラグノフSVDライフル・RPK・PK・AKM・AK-74は使用不可とします。
自作小火器については、運営に事前にご相談ください。   

Posted by Afghan1989 at 08:58Comments(2)イベント概要

2023年02月02日

参加に関しての諸注意

参加に関しての諸注意

1.参加資格は18歳以上の男女となります。
2.イベント当日は体調が万全であることが参加資格の最優先事項となります。
3.参加受付時に、氏名/連絡先をカードに記入して頂きます。カードに関しては主催が2週間後に処分します。
個人情報を本イベント以外には使用いたしません。
4.会場には手洗い用水道(飲用可)があります。こまめに手洗いを行ってください。
手洗い後用のハンカチやタオルを持参してください。
5.気温上昇による熱中症対策として、休憩時間を設定します。こまめに水分等の補給を心がけてください。
6.戦闘服と装備を事前準備できる方。主催による装備品類の貸与はありません。
7.イベントに特定政治思想は絶対に持ち込まないでください。

フィールドでの諸注意
1.フィールドは倒木や高低差があります。エアソフトガンを使用するゲームなので安全面を最優先した行動に注力してください。
2.フィールド内にはゴミを捨てないでください。
3.フィールド内は完全禁煙です。セーフティエリア所定の場所にて喫煙をお願いします。裸火厳禁です。
4.フィールド内ではゴーグル完全着用です。曇り止め剤は事前に準備してください。
フェイスガードの使用はOKですが、ネッカチーフ等で目立ちにくくしてください。
5.フィールド内でよくある落とし物として、BBローダーやピストル、弾倉等が見られます。
これらの装備類は落とさないように縛着してください。
6.状況中の写真撮影はOKです。スマートフォンやデジカメ等の機種制限はありません。
ただし、撮影による状況進行への妨げにならないよう留意してください。又、撮影時には必ず相手への了承を得てください。
無断撮影厳禁です。

7.駐車スペースに関してはフィールド管理者の指示に必ず従ってください。

セーフティエリア内での注意事項
1.セーフティエリア内ではエアソフトガンの弾倉を必ず外し、安全装置をかけて所持してください。
2.テーブルのスペースには限りがあります。占有することなく、着替えや装備をまとめるようご協力をお願いします。
セーフティエリアでの忘れ物が頻繁に発生します。撤収時には必ず身の回りをチェックしてください。
3.セーフティエリアには電子レンジと湯沸かしポットがあります。譲り合ってご利用ください。
セーフティエリアでガスコンロ等の使用はフィールド管理者の指示にお従いください。
4.セーフティエリアでのゴミの分別厳守。空き瓶類は回収不可。必ずお持ち帰りください。

〈重要事項〉
エアソフトゲームですが史実を模した状況で行われます。
当時の戦争で家族を亡くした方々が双方に存在しています。
イベント参加者の方々は、「自分たちが着用している戦闘服の歴史的背景」に関しては必ず念頭にいれておいてください。
単なる戦争ごっこ遊びですが、参加者双方に敬意を表してください。
いわゆるネタ要素は状況が混乱してしまい大変危険です。
エアソフトゲーム中には基本的に行わないでください。
危険なエアソフトガンを使用するイベントです。エアソフトゲーム用ゴーグルやフェイスガード(推奨)を着用してください。
至近距離での射撃は極力謹んでください。顔面を執拗に射撃するような行為も厳禁です。
お互いに紳士的な行動をとってください!
  

Posted by Afghan1989 at 08:47Comments(0)イベント概要

2022年09月10日

ベトナム戦争と中華民国(台湾)軍事顧問団①


大昔、何かの本で「ベトナム戦争中の台湾は、アメリカに空軍基地を提供し、将兵の慰安先として機能していた」なんて読んだ記憶があります。周辺国(タイ王国やオーストラリア、韓国など)のように、現地には兵員を派遣していなかったんだな、なんて思ってました。
でも、何となく検索していたら興味深い記事がありましたので、ザックリと解説してみます…

第一次インドシナ戦争中、中華民国(台湾)はベトナム全土の共産化を防ぐため、(アメリカ合衆国からの要請もあり)同国への上陸作戦を計画していたようです。
しかしフランスが破れ、ベトナムは南北に分割されます。
1955年末、インドシナ半島南部に誕生したベトナム共和国(南ベトナム)と中華民国は、南沙諸島での衝突やベトナム在住華僑の排斥など様々な問題を抱えてはいましたが、国交を樹立します。
1959年よりベトナム共和国と中華民国は相互に人員を派遣し、新生ベトナム共和国軍の強化を図り始めます。
1961年初頭、中華民国は王昇を団長とした亀山軍団と呼ばれる顧問団7名をベトナム共和国に派遣します。
1963年、ベトナム共和国の軍事クーデターにより一時的に亀山軍団による指導は中断されます。同じく顧問としてベトナムに派遣されていた南ベトナム軍事援助司令部(MACV)から、亀山軍団の指導内容は高く評価されています。
同年8月、南ベトナム軍事援助司令部のウェストモーランド将軍は、ベトナム共和国とアメリカ合衆国、中華民国の3ヶ国間で協定を結び、中華民国軍は軍事顧問団の名目でベトナムに赴くが、戦闘任務には直接関与しないことに合意した。
既にベトナムに展開していた他国の軍事顧問団とは異なり、中華民国軍は自国の軍服の着用が許されています。

軍事顧問団としての正式派遣
1964年9月、中華民国は15人からなる軍事顧問団を1年間ベトナムに派遣することを決定した。
中華民国軍事顧問団の主な任務は次の通りである。

1.ベトナム共和国軍の政治戦教育確立を支援する。
2.政治戦担当者の育成を支援する。
3.共和国軍の一般政務・戦務の推進を支援する。
4.共和国軍の政治戦に関する規則や書籍の作成を支援する。
5.共和国軍に戦略的助言を与えること。
6.ベトナム人の政治犯の更生を支援する。
7.共和国軍の各業務を監督する。
8.中華民国大陸反攻作戦のためのベトナム戦争情報収集。
※政治戦とは政治工作や心理戦といった高度な戦争指導です。

1965年、中華民国はベトナム側の政治戦部の下地を完成させ、政治戦総局とその下部局、政治戦大学、各戦術区、海軍・空軍の政治戦部門の顧問を追加招聘しました。

Republic of China Military Advisory Group, Vietnam・ROCMAGV(中華民国ベトナム軍事支援グループ)
1967年、中華民国軍事顧問団は"中華民国ベトナム軍事支援グループ"に名称変更し活動を続けていきます。
支援グループは以下の4つに分類されています。
政治戦支援部 政治工作、心理戦(解放戦線の離反工作など)支援。この部門は1975年4月18日(サイゴン陥落12日前)まで活動を続けた。
軍事物資支援部 小火器類の納入とその運用教育。
海上輸送支援部 アメリカ海軍から貸与された4隻のLST(Landing ship,tank 戦車揚陸艦)を使用し、海上からの支援物資輸送に従事した。艦艇には星条旗を掲げ、乗員はアメリカ海軍の制服を着用していました。
航空輸送支援部 中華民国空軍 第34飛行中隊(黒蝙蝠飛行中隊)
アメリカ空軍から貸与された輸送機(C-123)による物資輸送と、特殊工作員の浸透支援や情報収集等、多岐に渡っています。
CIA特殊飛行作戦部隊であるエア・アメリカと密接に活動していました。※エア・アメリカの使用機体の多くは中華民国で登録されています。

ベトナムで活動中の第34飛行中隊Cー123プロバイダー輸送機。
このように、基本的に直接的な戦闘任務には赴いていないように思えますが…ちょっと長くなりそうなので続きます…

参考:中華民國駐越軍事顧問團
中華民國駐越軍事顧問團
蔣派王昇赴南越協助抗共  

Posted by Afghan1989 at 09:51Comments(0)ベトナム戦争

2022年09月01日

アフガニスタンに展開したソビエト軍向けリーフレット


アフガンに展開していた国境軍向けのパンフレット。1987年版。便利な世の中なので探せば落ちてるんですね…しかも英語対訳付き…
ざっくりと日本語化してみます。

禁止事項
国営ではなく、自営店やバザール(市場)を訪れてそこで購入してはならない。
一般市民から食料品や薬品、アルコールを購入することは禁じられている。

ソ連邦国民の名誉と威厳を重んじること。
すべての法律、宣誓の要件、軍規を誠実に実行し、指揮官の命令に従い、愛国心と国際的義務を誠実に履行すること。

禁止事項
未検査の水源から得た水を飲料や料理に使用してはならない。

ソビエト連邦の法令条文を知ること。
ソビエト軍人はアフガニスタン民主共和国領土内でアフガニスタンの人々に対して違法行為を行った場合、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国および他の連邦共和国の法典および戦争犯罪の刑事責任に関する法律に従って罰せられることを忘れてはならない。

車両を運転する場合は、アフガニスタン民主共和国の定める交通法規に従うこと。

禁止事項
得体の知れない人物と接触してはならない。

兵士が敵から得た兵器類や通貨、食糧や医薬品及びその他の物資は、正式な手続に従って地方当局に引き渡さなければならない。

人目につくところや住宅地付近で服を脱いだり、泳いだり、日焼けをしたりしてはいけません。
このような行為はアフガニスタン人の民族的・宗教的習慣と相容れず、不快な行為とみなされるでしょう。

禁止事項
事務所や居住区の建設、基地の維持管理など、我々の部隊のためだけに地域住民を使役させること、果樹や観賞用の木を切り倒させることは禁じられています。

禁止事項
アフガニスタンの人々が神聖視する場所に対して損害を与えてはならない。違法行為は許されない。
墓地やモスク、その他の宗教的場所の近くに駐車場や小屋を設置することは禁じられています。

禁止事項
現地の車両や住居、事務所や企業、アフガニスタン市民をに対する捜索する際には、必ず安全を確保すること。現地軍兵士がいない場合は上記の行動は禁止されています。捜索には、現地軍、国家保安省、地方警察、アフガニスタン国民民主党の立ち合いを必要とする。

禁止事項
現地人や自治体からの贈答品の受け取りや無償奉仕は禁止されています。

常に注意深く政治的行動を示し、常に秘密を保ち、許可されていない人々の前で軍隊の生活や部隊の戦闘活動に関連する勤務について会話を続けてはなりません。

公序良俗に反する行為、地元住民に対する違法行為や無許可の行為、不当な武器の使用、DRAとその市民への物的損害を防止してください!

井戸などの水源施設、村民も共用するような場所に兵士を配置してはいけません。そうしないと、イスラム教徒であり、その信仰に従って知らない人と親しくしてはいけないアフガニスタンの女性たちが、これらの施設を使うことができなくなるのです。

密輸、商品などの貴重品を違法に海外に持ち出すことは厳しく罰せられる。このような行為に対して、ソ連の刑法は10年以下の懲役を定めている。

禁止事項
現地の人の庭や家に無断で入ること、家の窓を覗くこと、女性の目を見て話すことは禁じられています。

禁止事項
アフガニスタン民主共和国の交通機関を利用することは、公私ともに禁止されています。

アフガニスタン民主共和国で施行されている法律、国の伝統、習慣、規制、アフガニスタンの人々の宗教的信条を知り、尊重すること。労働者やNVS、アフガニスタン民主共和国国軍部隊と友好的な関係を保つこと。

軍装を整えよ!国境を越えたら軍事および国家機密を厳守せよ!

アフガニスタン人民民主党・国家機関の代表者との関係においては、謙虚かつ敬意を持って行動し、相互理解と課題解決のための緊密な協力を追求せよ。
恩を着せず、卑屈にならず、品位と名誉を保つべし。

禁止事項
アフガニスタン国民に対して、物品や食料品、燃料、軍需品、装備品、制服などを販売したり、交換することは禁じられています。

…ちょっと読みにくいので適時校正します…
こういうのって勢いで載せないと、ほったらかしにしてしまうので…毎日ブログUPしてる人、本当に凄い…
しかし翻訳ソフトは凄く便利になってますね。昔なら解読するのが大変でしたが…

参考:https://journals.openedition.org/pipss/4942