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Posted by ミリタリーブログ at

2021年08月20日

リエナクトを考えてみる。



名著『アフガニスタンのGRU特殊部隊≪1979~1989≫』から抜粋。
「斥候隊員は適切な地形に、擬装を施した監視哨を配置し、"盗賊団"の動向を観察。上級部隊は斥候隊から得た情報を統合し、盗賊団に対する伏撃作戦を立案していた。R392短距離無線、双眼鏡や消音装備、RPG18に注意。」
…こんな感じでしょうか。
ここで紹介している装備のほとんどが、国内で入手可能です。因みにイラスト中央の青い物体は、(恐らく)日本製のシュラフと思われます。

軽量タイプの寝袋は厳寒期での使用には、とても耐えられませんでした。斥候隊員は地面からの冷気を防ぐため藁を挟んだ天幕をグランドシートとして、寝袋内で携帯口糧に付属していた無煙固形燃料を灯して暖をとるような工夫を行っています。
流石に小銃類(AKMS/AKMLS/SVD/RPG18等)はエアソフトガンで代用となりますが…
装備被服に関しても、マブータ戦闘服や冬ガンカ?、RD-54とB-12双眼鏡(同型モデル)、天幕(プラシ=パラトカ)はミリタリーイベントでも入手可能です。
残念ながらエタロン5のような戦闘糧食がありませんが、当時は様々な国(中国や朝鮮等)の缶詰がアフガニスタンには流入しています。
この辺は現用の戦闘糧食から抜粋するか、現代の缶詰を流用するのも良いでしょう。
無線機は国内法により使用が出来ませんが、以前のブログで紹介した民生品トランシーバーを使用するのも間違いではありません。
これはあくまでも一例です。監視哨(OP)の規模は様々です。地形を利用して天幕を低く張った状態のものもあります。

RDー54トルニスター部分にR392バッグを直縫いしているようです。

手前に見えるのは民生品寝袋と思われます。

こちらは監視哨というほどでもないかな…?

どうもリエナクト=個人壕を掘ったり、幕舎を建てなければならない、と深く考えてしまう人が少なからずいるようです。
重要なのは明確な目標を設定して、実行可能なことからスタートすることだと思います。
目標があれば、写真の検索や必要な装備なんかも明確になります。
日本語で書かれた資料がなくても、目標が明確ならば調べやすいですし、思わぬ発見があります。教範に載ってないこととか。

そんなわけで、リエナクトて言葉に怖れずに挑戦してみましょう。
まあ、ミリタリー趣味の人がすべからくリエナクターである必要はありませんが。  

Posted by Контакт!! at 17:33Comments(0)装備アフガニスタン